ワクチンは、様々な感染症の原因となる微生物の中から取り出した、死菌や毒が弱い菌株などをホルムアルデヒドの水溶液で無毒化して、免疫だけを持つ「トキソイド」と呼ばれる物質に変化させて用いたものが主なものです。
接種することで体内にその感染症に対する免疫を持つ抗体ができるのです。
ワクチンは、接種してから比較的長期間体内に留まり、時間をかけて抗体を作るので、疾病に罹る前に事前に予防として摂取するインフルエンザなどのワクチンと、怪我等による破傷風や、発生したら数日間で死んでしまう狂犬病等、急を争う感染症に速効性のあるワクチンや免疫血清があります。
日本でワクチンと言うと一般的に知られているのは、市町村にて無料で受ける事ができる定期の予防摂取であるジフテリアやポリオ等と、有料の任意で受けるインフルエンザや、おたふくかぜ他があります。
日本初のワクチン予防接種は、エトロフ島でロシア人との通訳兼渉外事務官を務めていた者がロシア抑留の際に医師から、予防接種の元祖であるジェンナーの発見した牛痘接種法を教えてもらい、北海道に痘瘡が大流行した時に行ったのが始まりで、その後様々な感染症に対するワクチンが発見されました。
ワクチンは人間でも動物でも感染症から身体を守るもの。
前もって接種するように心がけましょう。